魚類
夏頃に沿岸の水面近くで泳ぐ姿が見られるダツの仲間。口は両顎ともに細長く伸び、鋭い歯が並ぶ。鰓蓋に黒帯があることで、他のダツ類と区別できる。普段は単独で生活しているが、キビナゴやトウゴロウイワシ類の群れ…
やや深い岩礁域に生息しているキンメダイの仲間。黄色い体で、鱗に黒い縁取りがあることで「松ぼっくり」のような姿をしていることでマツカサウオと呼ばれる。特徴的な体色、体型をしており、他の魚と見間違うことは…
やや深い岩礁域に生息するアカマツカサの仲間。ダイビングポイント「住崎」でナミマツカサに混じって見られるが、数は多くない。海中で見ると体色が白っぽいことで、他のアカマツカサ類との区別は容易である。しかし…
サンゴ群落や岩礁域で見られるアカマツカサの仲間。アカマツカサとは背ビレが黄色くないこと、下顎が突出しないことで区別できる。また、ヨゴレマツカサとはよく似ており、両眼間隔が広いことや吻長が短いことで区別…
浅いサンゴ礁域に生息するアカマツカサの仲間。体色はやや白っぽく、ナミマツカサやウロコマツカサと比べるとウロコが細かい(側線鱗数が40枚前後と多い)こと、鰓蓋膜と胸ビレ基部の黒色部がつながって「黒帯」に…
ダイビングポイント「住崎」で見られるイットウダイの仲間。しかし、「住崎」で見られるようになるまで、串本ではほとんど記録がなかった。下顎先端が上顎より突出し、体色が赤と黄色で鮮やかなことで、簡単に他種と…
浅いサンゴ群落に生息するイットウダイの仲間。体はやや細長く、体色は黄色っぽい。下顎先端が突出し、背ビレの前端が黒いことで、他のイットウダイ類と区別できる。若い個体は夜に潮間帯に現れることがある。波の比…
サンゴ群落域に生息するイットウダイの仲間。朱色の体に白い縦縞があり、テリエビスとよく似ている。テリエビスとの区別は、背ビレが黒いことだが、背中の後方が白くなることがあり、海中ではこれでも区別が可能だと…
サンゴ群落域で見られるイットウダイの仲間。体色は赤色で他のイットウダイ類より細く数の多い白縞がある。背側の縞が美しい黄色をしており、他種との区別は容易である。潮岬の沿岸でも見られるが、他のイットウダイ…
サンゴ群落や岩礁域で普通に見られるイットウダイの仲間。串本で見られるイットウダイ類の中で最も数が多く、エビ刺し網でも大量に混獲されている。朱色の体に白い縦縞があり、ニジエビスとよく似ている。背ビレに体…
浅い砂礫底に生息するウミヘビの仲間。体色は淡褐色で、こげ茶色の大きな斑が数列並ぶ。海底を這うように泳ぎながら索餌する姿をよく見かけるが、砂を敷いた水槽内では砂によくもぐる。モヨウモンガラドオシによく似…
砂泥底で観察されたことがあるウミヘビ類の稀種。砂に潜っていることが多く、全身を見ることは難しいが、頭部に黒で縁取りされた黄土色の斑紋があり、他種との区別は容易である。全長75 cmになる。…
浅い砂泥底に生息するウミヘビの仲間。写真のように体のほとんどを砂の中に隠していることが多く、あまり観察されない。夜行性で、夜には海底を泳ぐ姿も見られる。歯が犬歯状なことで、ミナミホタテウミヘビ(歯が顆…
サンゴ礁周辺の浅い砂地に生息するアナゴの仲間。白地に多数の黒点があり、他種との区別は容易である。八重山では水深10 m前後のパッチリーフ周辺で数多く見られるが、串本では20 m前後の砂地で見られること…
浅い砂地に生息する普通種。砂から顔だけ出している姿が見られる。眼の後方に茶色の鞍掛け模様があるのが特徴。全長50 cmになる。…
サンゴ群落、岩礁域など沿岸域で普通に見られるイワシの仲間。海が荒れている時に潮間帯に侵入してくることもある。冬季に大きな群れがよく見られる。鱗が剥がれやすく、寿命が短いことなどから、水族館で飼育される…
浅いサンゴ群落や砂礫底に生息する普通種。「ゴンズイ玉」と呼ばれる濃密な群れをつくる。胸ビレと背ビレの棘に毒があり、刺されるとズキズキと痛む。成魚は普通夜行性で、港で夜釣りをするとよく釣れる。全長20 …
砂地に生息するエソの仲間。マエソやワニエソによく似るが、側線鱗数の違い(マエソやワニエソの55ほどに対して本種は65)で区別できる。砂に半分以上体を埋めている姿がよく見られる。全長55 cmになる。…
浅いサンゴ群落近くの砂礫底域に生息するエソの仲間。体色は茶褐色で第1背ビレの後方に2本の太い焦げ茶色の横帯がある。全長25 cmになる。…
沿岸の砂礫底に生息するエソの仲間。アカエソに非常によく似ているが、背ビレが11~13軟条(普通12軟条、アカエソは13~14軟条)であること、前鼻孔の皮弁が糸状(アカエソはヘラ状)であることなどで、一…
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